2026/04/14
先日、あるご家族のご葬儀を担当させていただきました
喪主を務められたのは娘様で、式はご家族だけでゆっくりとお見送りをする家族葬でした
打ち合わせの時間から式当日まで、会場には静かで穏やかな空気が流れており
ご家族が大切な方を想う気持ちが自然と伝わってきました
娘様とお話を重ねる中で、お父様がどんな日々を過ごされていたのかが少しずつ見えてきました
朝は必ずコーヒーを飲み、夜は一日の終わりにお酒を楽しむことが日課だったそうです
その何気ない習慣から、お父様の穏やかで優しいお人柄が感じられました
また、お孫さんたちも「よく遊んでくれた」「いつも笑っていた」と
おじいちゃんとの思い出を語ってくださいました
その言葉のひとつひとつに、お父様がご家族の中でどれほど愛されていたのかがにじんでいました
そして迎えた最後のお別れの時間
娘様は、お父様が生前愛したコーヒーとお酒をそっと手向けられました
お孫さんたちも静かに手を合わせ
それぞれの胸にある“おじいちゃんへの想い”を届けているようでした
その光景はとてもあたたかく、家族に囲まれて旅立つということの尊さを深く感じさせるものでした
ご家族の想いに寄り添いながら
その方らしい旅立ちのお手伝いができたことを心からありがたく思います
お父様が生きてこられた日々と、ご家族の深い愛情が静かに伝わる、あたたかいご葬儀でした
営業葬祭部 平松卓也