2026/07/22
先日、セルカホール稲沢 YUISOホールにて、
ひとつの大切なご家族の旅立ちをお手伝いさせていただきました
喪主を務められたのは故人様の弟様で
長い年月を共に過ごし、生活を支え合ってこられたご兄弟でした
故人様は長年農業に携わり、日々の仕事に真面目に向き合われていた方でした
自然と共に生きる仕事は、時に厳しく、時に豊かで
季節の移ろいを誰よりも近くで感じるものです
喪主様は
「兄は本当に働き者で、家のこともよく気にかけてくれた」と語られ
故人様が家族の中心として支えてこられた姿が目に浮かぶようでした
ご両親がご健在の頃には、生活の面倒をよく見てくださり
家族のために惜しみなく力を尽くされていたと伺いました
その姿は、ただの“優しさ”ではなく、家族を思う深い責任感と愛情に根ざしたものだったのでしょう
喪主様が語る思い出はどれも温かく
故人様がどれほど家族にとって大きな存在だったかを静かに物語っていました
忙しい毎日の中で、故人様が楽しみにしていたのは
お酒を嗜むひとときだったそうです
農作業を終え、ほっと肩の力を抜く時間
-好きなお酒を少しだけ飲みながら、今日の出来事を振り返る―
そんな穏やかな時間が、故人様にとって心を休める大切な習慣だったのだと感じました
ご葬儀当日、最後のお別れの場面では
喪主様から「兄が好きだったお酒を持たせてあげたい」というご希望をいただきました
そのお気持ちを大切にし、故人様のお口をそっと湿らせていただき
旅立ちのお供としてお酒をご準備いたしました。
ご家族の想いが静かに満ちるその時間は、言葉では表しきれないほど温かく
故人様がご家族にどれほど愛されていたかが深く伝わってまいりました
式場には、故人様を偲ぶ優しい空気が流れご家族が寄り添いながら過ごす時間は
悲しみの中にも穏やかな温もりがありました。
ご兄弟の絆、ご両親への思い、そして故人様が歩んできた日々
そのすべてが一つの流れとなり、静かに、丁寧に、旅立ちを包み込んでいました
「YUISO HALL」は「自由」を尊重し
お見送りを何よりも大事にする「時間」と「空間」を提供します
営業葬祭部:平松卓也