2026/09/11
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、先日お葬儀のお手伝いをさせていただいたご家族との、心に残る出来事をご紹介させていただきます。
お母様を亡くされたご家族から、お葬儀のご依頼をいただいました。
ご納棺の際、喪主様がお母様のお顔にメイクを施していらっしゃいました。
丁寧にお顔を整えていくそのお姿からは、お母様を大切に想うお気持ちが伝わってきます。
その後、故人様のお顔を拝見すると、とてもお綺麗で、今にも目を覚まして起き上がってこられるのではないかと思うほどでした。
私がそのことを喪主様にお伝えすると、「もともと母はきれいだからね」と、優しい笑顔でお話しくださいました。
確かに、生前のお写真を拝見しても、とてもお綺麗なお母様だったことが分かります。
ただ、私には、それだけでなく、喪主様がお母様に向けられた感謝や愛情が、故人様をより一層
美しくされているように感じられました。
そして、ご葬儀が終わり、喪主様がご挨拶されたときのことです。
参列されたご親族や故人様のご友人お一人おひとりに、感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と伝えられた喪主様。
そのご挨拶を終え、お席へ戻られる途中で、ふと故人様の方へ向き直られました。
そして、故人様を見つめながら、
「お母さん、ありがとう!」
と、静かに、そしてまっすぐに言葉をかけられました。
その一言は、これまでお母様と過ごしてこられた時間や、たくさんの思い出、そして言葉では伝えきれないほどの感謝が込められた、
とても温かく素敵な「ありがとう」だったように感じます。
旅立たれたお母様も、きっとその言葉を嬉しく受け取られたのではないでしょうか。
誰しも、命ある限りいつかは人生の終わりを迎えます。
それは、とても悲しく、辛いことです。
だからこそ、自分が旅立つそのとき、大切な人から「ありがとう」と言ってもらえるような人生を歩んでいきたい。
そして、自分も大切な人へ、伝えられるうちに「ありがとう」を伝えていきたい。
今回のお葬儀を通して、そんなことを改めて感じさせていただきました。
営業葬祭部:坪水 裕那