2026/08/30
少しづつ朝晩と秋の風を感じるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
体調など崩されていませんか?
今日は、あるお葬儀で心に残った、お寺様のご法話についてお話させていただきます。
お通夜や初七日の際、多くのお寺様がご法話をされます。
ご法話とは、故人様との思い出や、法名・戒名に込められた意味などを、ご家族の皆様にお話しされるということを言います。
以前、あるご家族の初七日の際に、お寺様がこのようなお話をされていました。
「亡くなられた方は、ご関係のあったご家族、ご親族、お友達、皆さんのそばで、穏やかな笑顔で見守っていらっしゃいます」
そして、続けてこうお話しされました。
「生きているときには一つの体だけれど、亡くなられたら、皆さん一人ひとりのそばにいてくださいます」
その言葉を聞いていたご親族様の中には、とてもお悲しみが強く、うつむかれていた方がいらっしゃいました。
ところが、お寺様のお言葉を聞くうちに、その方のお顔が少しずつ和らいでいくように見えたのです。
もちろん、お寺様が実際に亡くなられた方のお姿を見ているわけではないと思います。
それでも、そのお言葉によって、ご親族様の心が少し救われたのではないかと、私は感じました。
大切な方を亡くし、寂しさや悲しみの中にいるご家族にとって、お寺様の言葉は、まるで暗闇の中に差し込む一本の光の道のようでした。
「亡くなっても、大切な人のそばにいてくれる」
そう思うことができれば、今までとは少し違った気持ちで、故人様を想うことができるのかもしれません。
私には、お寺様のように言葉でご親族様の悲しみを癒すことはできません。
それでも私は、大切な方との最後のお別れが、そのご家族にとって少しでも温かく、心に残る時間となるように
お手伝いさせていただくことが、この仕事の大切な役割だと思っています。
一つひとつのお葬儀に、それぞれのご家族の想いがあります。
その思いに寄り添いながら、大切な方とのお別れのお時間をお手伝いできることを誇りに思い、
これからも一つひとつのご縁を大切に、日々励んでまいりたいと思います。
亡くなっても、心の中で大切な人のそばにいてくれる。
そんなことを改めて感じさせていただいた、心に残るご法話でした。
営業葬祭部:坪水 裕那