2026/05/7
先日、担当させて頂きましたお話しさせていただきます
昨日まで元気に過ごしていたお父様が突然この世を去られました
あまりに急な出来事に、ご家族は深い悲しみと戸惑いの中で
葬儀の日を迎えることになりました
喪主を務められたのは次女様でした
悲しみを抱えながらも、ご親族への連絡や式の準備、参列者へのご挨拶など
ひとつひとつを丁寧に進められる姿には、お父様への深い愛情が感じられました
お父様は生前、視力を失われるという大きな困難に直面されました
しかし、その状況でも“スポーツマンとしての誇り”を失うことはありませんでした
見えない中でも走ることを諦めず、お孫さんに先導してもらいながらマラソンに挑み続けたお父様
その姿は、ご家族だけでなく周囲の人々にも勇気を与えていました
葬儀の日、次女様が大切に持って来られたのは、お父様がマラソンを走っている写真でした
視力を失っても前へ進み続けた強さ、家族に支えられながら挑戦を続けた姿
そして
──生きる力に満ちた表情──
その一枚には、お父様の人生そのものが刻まれていました
祭壇にその写真を飾らせていただくと、会場の空気がふっと明るくなり
参列された方々からも「本当にあの方らしいね」と温かい声が聞こえてきました
まるでお父様が「今日もちゃんと走っているよ」と微笑んでいるようでした
突然の別れは、心の整理が追いつかないものです
それでも次女様は、お父様の強さと優しさを胸に、立派に喪主としての役目を果たされました
視力を失っても走り続けたお父様の姿は
これからもご家族の心の中で、生きる力としてそっと寄り添い続けることでしょう
お父様が残してくださったたくさんの思い出が、これからの支えになりますように
心よりお祈りしています
営業葬祭部 平松卓也

