2023/11/7
一日の過ごし方は人それぞれ。
お仕事を引退されている方は特に、朝起きて寝るまでの流れは
だいたい毎日同じという方も多いのではないでしょうか。
今回お見送りさせていただいた故人様は
10時と15時になったらコーヒーの時間と決まっていたそうです。
偶然にも、葬儀式の開式時刻は10時。
そこで、開式のナレーションが終わった10時のタイミングで
ホットコーヒーとお供のお菓子をお出しし、ご霊前にお供えさせて頂きました。
最初は突然のコーヒーの登場に「?」と驚かれたご遺族様でしたが、
故人様の日課の事だとわかり、「なるほど」と喜んでくださいました。
火葬場から戻られ、初七日が終わり、ご遺族様がセルカホールから帰宅されたのが15時過ぎ。
ご自宅に帰ったら15時のコーヒーの時間だな、と時計を見ながらお見送りしました。
毎日は一日一日の積み重ねで、故人様にとってそれが終わってしまった事、
ご遺族にとっても、もう一緒に過ごすことは出来ない事が、
そばでお見送りをさせて頂いていると寂しく感じ
また、有限の今を大切にと、教えて頂いているように思います。
営業葬祭部 小島