2025/02/12

立春を迎えましたが、まだまだ寒い日が続く2月です。皆様いかがお過ごしでしょうか? 本日も当ブログへアクセス頂き、誠にありがとうございます。
先日、式典のお手伝いをさせて頂いたお客様のお話しをさせて頂きます。
喪主様は亡くなった方のお孫さん、19歳の男子大学生でした。 おばあ様はお風呂で亡くなられました。 突然のことで、喪主様の落ち込まれようは非常に大きなご様子でした。 喪主様の悲しみようは、見ているているこちらが辛くなるほどでした。
喪主様、幼少期にお母様を亡くされおばあちゃん子だったとのこと。 長年にわたる、おばあ様との二人暮らし。 傷心のさなか、きちんと、しっかりと、おばあ様を送りたいという強い意思が感じられました。
幼いころの記憶をたどり、お母さまを送った場所で葬儀をしたいとの希望でお声がかかりました。 また、「お母さまと同じプランで送りたい」という強いご希望がありましたが、 今後の事を考え、弊社担当者も金銭的に抑えたプランを提案させて頂きました。 喪主様は頑なに”同じプランで…”との事でしたが、最後には涙を流しながら了解して頂きました。
喪主様は開式の30分前まで、おばあ様のおられる棺の隣で眠られお疲れのご様子でした。 ぎりぎりまでお声がけは控えさせていただきました。 式典最後には、拙さがありましたが心のこもった謝辞…喪主挨拶もしっかり行ってくださいました。
若い喪主様の落ち込んだ中での精一杯さ。ひたむきさ。謙虚な言動…。 弊社スタッフにもその気持ちがひしひしと伝わり、 普段以上にきちんと送ってあげるお手伝いをしてあげたいと皆思いました。 祭壇・供花・会場の設営、お別れのお供え物も気合が入った感じでした。 心なしか祭壇の花たちもいつも以上に大きく感じました。
日々お手伝いさせて頂く式典ですが、 ときおり良しにつけ悪きにつけ感情移入してしまうこともあります。 ビジネス的な標準化が原則ですが、ご遺族様、亡くなられた御家族との繋がり… 心からなんとかしたくなるものです。そのような想いは大事にしたいと思っています。
営業葬祭部:平松達詞