お知らせ

一年後の葬儀

2024/05/5

ゴールデンウィーク最終日、今年はどんな休日を過ごされたでしょうか。
私はというと一年ぶりに出かけた東京にて観劇し、楽しい想い出ができました。
新型コロナウイルスが5類感染症に分類されて、もうすぐ一年。
前よりお出かけを楽しみやすくなったのも、意外とまだ時間が経っていないですね。

コロナ禍では、それ以前のご葬儀とは違った形になる部分もありました。
亡くなる原因になる場合はもちろん、
故人様を送る側のご遺族が罹患されたり
人が集まる状態になることを避けたりと
それぞれの事情がある中でその時できる最善の形を
ご遺族の皆様と一緒に私たちかとう葬儀のスタッフも
試行錯誤した日々を過ごしました。

一年後の今、まだまだコロナ禍の影を感じることがあります。
今でも、会館にはマスクを着用されて訪れる方が多く
多くの接客業に従事する方と同じく
私たちもお客様の前ではマスクをしている状態です。
その間にご縁があったお客様の中には、
マスクの下のお顔をお互いにしっかり見ることが出来なかった方もいて
なんだかさみしい思いがします。

また、故人様にとって直接体を壊す原因にはならなくとも
徐々に変化をもたらしていった、
ということも最近気づいたことです。
離れて暮らすご家族やご友人と会って話す機会が減ったこと、
旅行や買い物などお出かけの機会が少なくなったこと。
気力、体力が落ち込んでしまったきっかけになったと
悲しそうにお話ししてくださったご遺族を思い出します。

しかしながら、町内の方や会社関係など、人が集まるご葬儀や
出立、精進といった会食を選ばれるケースも
今まで通りとはいかなくても、少しずつ復活している感触があります。
コロナ禍を通じ、人とのつながりを改めて大切に思いながら
これからのご葬儀はどうなっていくのか
皆さまとともに変化を体感していきたいと思います。

営業葬祭部 小島

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